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「結果」よりも「経過」

「○○ができた!」という我が子の達成に親は歓喜します。それは自然なことで大いに褒めたたえてあげてください。ただし、そうした結果だけに反応するのは好ましくありません。逆に、そこまでできない自分、達成できない自分はダメという劣等感を生むからです。
逆上がりができない子が、鉄棒に向かっている時に「挑戦する気持ちは素敵だね」、鶴が折れない子が折り紙を折っている時に「三角、きれいに折れているね」、算数のひっ算の計算間違いをした時に「ここまでは合ってるよ」…。物事が達成される過程、経過に目をやり、その場面の子どもの姿勢や行動を認めてあげることが、子どもにとって大きな力になります。

できたかできないかではなくて、挑んでいるかいないか、向かっているかいないかを親が問題としていることを感じ、取り組むこと自身へ価値を感じるようになります。もちろん、結果として達成することも増えていくでしょう。

結果だけを褒めることから、経過に目をやって認めるよう心がけましょう。